シュタイナー幼児教育はじめの、はじめの一歩

敷居の高いシュタイナー幼児教育について、初心者が簡単にはじめられるやり方を書いています。

カーテンの理想は草木染のピンク。でも、親の好みでもOK

まずはお部屋のインテリアから。赤ちゃんをお迎えして、家の中が大人目線になっていることに気づき、あわててこども仕様へと変更していくことと思います。その際のお部屋づくりのポイントについてお話します。

 

シュタイナー教育の大前提は、『7歳までは夢の中』。情報が飛び交い、騒音がうるさい現実世界から、赤ちゃんをやさしい覆いで囲って、守るイメージをしてみてください。優しいパステルカラーやピンクの覆いです。

 

シュタイナー幼稚園のカーテンがピンクなのは有名ですよね。あれは、お腹のなかにいた一番安心できる空間を生まれてからも用意してあげているのです。私が見学した京田辺シュタイナー学校は学年ごとに色が違ってきますが、どれも綿や麻の天然素材です。コットンの生地を用意し、先生方が草木染で染めたものをクリップでとめてカーテンがわりにしたりしています。

さすがに染めるのはハードルが高いので、市販品でOK。普通のカーテン屋さんだと、綿や麻の天然素材は高価なので、手芸屋さんで生地を買ってきて吊るしてもいいし、大変だなと思ったら、ポリエステルなどの化繊でも大丈夫です。

理想は天然素材のピンクですが、絶対にこうしなければいけないというものではありません。自分が用意できる範囲の「近いもの」くらいでOKです。ムリしないのも大切なことです^^

うちではこどもが小さいときは、無印にコットンのうすピンクのカーテンがあったのでつけていました。男の子だけどピンクでいいのかなと思いつつ、つけてみると、思ったより癒し空間になって驚きました。優しくて、こちらの気持ちも和みます。

 

とはいえ、自分や家族に、こういうインテリアが好き!というものがあれば、無理に変えなくて大丈夫です。原色のギラギラや、キャラクターものだらけ・・・などは、『7歳までは夢の中』を守るため、ちょっと控えめにした方がいいかなと個人的には思いますが、普通のインテリアで気に入って集めてきた家具があるのであれば、そのままで大丈夫。こどもは天上で親を選んで生まれてきます。だから、親を見ながらこんなお部屋に住みたいな~と思って生まれてくるので、ムリに変える必要はありませんよ。